平成28年度 支部総会・父母懇談会


静岡県支部編

 国民の休日「海の日」と合わせて3連休の中日にあたる7月17日(日)、静岡県支部の「支部総会・父母懇談会」は、静岡グランドホテル中島屋で開催されました。東は富士市、三島市から、西は浜松市まで、東西に広大な静岡県は、首都圏の支部を除くと愛知県支部に次いで会員数の多い支部です。この日は、離れて暮らすご子女の様子や就職状況を知りたいと、約70組100名弱のご父母が参加されました。

《支部総会》
◆昨年度の支部行事で
 新しい試みを行ったことを報告

 支部総会は遠藤太支部長(平成27年度)の「有意義に楽しく過ごしていただければ、充実した一日になると思います」との挨拶から始まりました。続いて、こうよう会本部を代表して出席の山田茂美副会長(東海地区)が挨拶。10月22日(土)、岐阜市で本部主催行事が開催予定であることを紹介されました。
 議題の審議では、まず、平成27年度の事業報告・会計報告がありました。昨年度は「支部総会・父母懇談会」のほかに、東海地区行事のキャンパス見学バスツアー(11月)、「新春講演会」(1月)、さらに、「就職・進学説明会」(3月)を実施。「就職・進学説明会」では新しい試みとして、就職の今と昔をテーマとしたフリートークの時間が設けられたことが報告されました。また、バスツアーと「就職・進学説明会」は平成28年度も開催予定であり、ぜひ参加いただきたいとの呼びかけがありました。
 このほか、準支部役員の規定を加える支部規約の改正と支部役員が審議され、拍手で承認されました。

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《父母懇談会 全体会》
〈大学代表者挨拶〉
◆理工学部は来年、開設50周年を迎え
 新たな飛躍をめざす

 全体会は、支部総会で就任が承認された佐塚昌則支部長の挨拶からスタートしました。「不安なことも、期待することもどんどん話していただき、あらためて『今日は来て良かった』『子どもを東京理科大学に入れて良かった』と思っていただけるような会になればと思っています」。
 続く大学代表者による挨拶は、所用で欠席された北村春幸先生(理工学部 学部長)に代わり、郡司天博先生(理工学部工業化学科 教授)がメッセージを代読されました。東日本大震災ならびに熊本地震の被災学生支援として、昨年に続いてこうよう会から寄付をいただいたことへの感謝の言葉から始まったメッセージは、まず、大学の歴史と教育理念に言及。さらに来年、理工学部が開設50周年を迎えることから、これを契機として「NODAから世界に向けて」をキャッチフレーズに、学科の枠を越えて複数の研究室が共通のテーマに取り組む横断型コース制の導入、学部・大学院一貫教育の推進により、野田キャンパスから世界に向けて飛躍する高度な研究者、技術者、教育者の養成をめざしていくことが説明されました。
 進路については、「近年、就職環境が著しく変化するなか、大学ではサポート体制を強化していますが、就職先の決定においてはご父母のアドバイスも重要ですから、親子のコミュニケーションをお願いしたい」とのことでした。

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〈東京理科大学の現状〉
◆藤嶋昭学長を先頭に
 積極的に社会に貢献する研究を展開中

 大学の現状の説明は、動画上映によって行われました。歴史、教育理念、キャンパス構成、入試結果などに続いて、教育については基礎学力を確実に身につけたうえで、高学年は研究室に所属して研究に取り組み、真の力を養う実力主義が徹底されていることが説明されました。
 研究面では、学内教育研究費のほかに、科学研究費や受託・共同研究費などの外部研究資金を獲得し、活発に研究が展開されています。その一例として、藤嶋昭学長が率先して光触媒の研究を続けていること、駒場慎一教授が電池の概念を変えるかもしれないナトリウムイオン電池の実用化に挑んでいることなどが挙げられました。
 また、昨年ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智先生と東京理科大学のつながりも紹介されました。大村先生は本学の大学院理学研究科修士課程を修了され、1970年に理学博士を取得。2007年には女子美術大学理事長に就任されたことから大学間交流が始まりました。
 現状の説明は、今後についても言及。今年、長万部キャンパスが開設30年を迎えました。2017年は理工学部が創設50周年を迎え、今後も歴史と伝統を生かしながら、さまざまな取り組みを続け、未来への約束を実現していくとのことです。

〈進路&学生生活について〉
◆学生の声とともに
 就職活動の実情や注意点を解説

例年どおり、データや図を示しながら、就職・進学を中心に説明されました。まず、少しずつ回復してきている求人倍率や就職活動スケジュールを紹介。その後、企業、公務員、教員、大学院進学に分けて、それぞれの支援体制などが解説されました。

shizuoka04全体会-進路&学生生活.jpg また、大学で開講する公務員試験対策講座は学外の予備校に比べて圧倒的に安価で利用できること、教員採用試験と企業の就職活動は両立可能なことなど、実際に活動を終えた学生たちの生の声とともに紹介されました。
 就職活動中の学生に対するサポートとして、就職活動の経費は平均16万円と予想以上にお金がかかることを挙げ、ご父母の理解と協力が求められました。

《父母懇談会 分科会》
◆1年生のご父母に向けて
 教育内容やサポート体制を説明

 東京理科大学には学科ごとに指定された必修科目に合格しないと進級できない関門制度がありますが、これは建学以来の実力主義を反映したものです。本学は、真の実力を備えた人材を輩出するということで、社会から高い評価を受けています。
 1年生のご父母を対象にした分科会では、こうした教育内容や成績評価、授業科目ごとの成績評価を5 段階で評価し、単位あたりの数値の平均値を出したGPAを用いた学力追跡調査から分かった、1年次の学習の重要性などが説明されました。

◆個別面談でご子女の成績や
 出席状況など気がかりなことを解消

 分科会は、このほかに学部ごとの修学履修懇談会、就職懇談会、学生生活懇談会が設けられました。2年生以上のご父母は、受付でご子女の学業成績通知書を受け取っており、ほとんどの方が学部の修学履修懇談会に参加。先生方から成績や出席状況についてお話を伺っていました。
 また、これから就職活動の時期を迎える3年生、就職活動中の4年生のご父母は、先生方との面談を終えた後、就職懇談会にも足を運ばれていました。学生生活懇談会では、ひとり暮らしで様子が見えない学生の生活や奨学金制度などを相談。どのご父母も、気になることはこの機会に解決しようと、熱心に話をされていました。

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《懇親会》
◆先生方とご父母、理窓会会員が
 打ち解けた雰囲気のなかで情報交換

 分科会から参加された各学部の先生方の自己紹介から、懇談会がスタート。「研究室に所属する静岡県出身の学生が地元に戻って就職すると言って頑張っているのですが、ご父母と話をしていてなんとなくその理由が分かった気がします」。先生方は専門分野の紹介だけでなく、静岡県に関係した一言を添えられたりしていました。乾杯の発声は郡司先生。「ご子息、ご息女が無事に卒業・修了できますよう祈りまして乾杯したいと思います」との言葉に、会場から笑いが漏れ、一気にリラックスムードになりました。最初こそ少し緊張した感じがあったご父母も、お酒が入ると打ち解けてお話をされていました。

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