平成28年度 支部総会・父母懇談会


東京都支部編

 一日中、厚い雲がたれこめていた前日から一転、夏の強い日差しが照りつける快晴となった7月10日(日)、東京都支部の「支部総会・父母懇談会」が開催されました。会場は3 年連続で、神楽坂キャンパスに近いホテルメトロポリタン エドモント。東京都支部は、こうよう会で最も会員数が多い支部です。今回は約500組700名近いご父母が参加。支部総会から父母懇談会、懇親会まで、楽しくかつ有意義な時間を過ごされていました。

《支部総会》
◆昨年度の活動内容・収支報告と
 今年度の事業計画・予算案を審議

 支部総会は、須貝太支部長とこうよう会本部から出席の梅原たまき会長の挨拶から始まりました。須貝支部長は、ご子女が4年生で就職活動を経験されたことに言及。「6月になって急に動きがあり、昨年と違う短期決戦に驚きましたが、昨年秋に首都圏4支部合同で開催した就職進学懇談会でアドバイスをいただいていたので、安心して子どもを送り出すことができました」と話されました。
 議案の平成27年度事業報告では、4支部合同行事のほか、東京都支部独自に「秋山仁先生講演会」(11月)、茨城でJAXA(宇宙航空研究開発機構)とアサヒビール工場を見学する「早春のバスツアー」(3月)を行ったことが報告されました。併せて収支決算報告が行われ、質疑応答の後、拍手で承認されました。続いて、平成28年度支部役員案、事業計画案・予算案、支部規約改定が審議され、いずれも拍手で承認されました。

tokyo01支部総会.jpg

《父母懇談会 全体会》
〈学長挨拶〉
◆博士後期課程の学生への奨学金支給など
 大学の新たな取り組みを紹介

 大学側代表として登壇された藤嶋昭学長は、昨年度まで久喜キャンパスにあった経営学部が神楽坂キャンパスに移転したことなど、今年4月以降の大学の変化を概説。授業関係では、少人数で英語教育を行っていること、教養教育にも力を入れており、3キャンパスで特別教養講座をスタートさせたことを説明されました。
 東京理科大学では昨年から、オリジナル教科書の作成が行われています。機械工学に続いて、「基礎化学、生命科学入門が発行され、まもなく完成するのが、先日世界遺産に登録された国立西洋美術館を題材にした建築学の教科書です」。この「理工系の基礎」シリーズは、最終的に本学の全学科を網羅する30冊が作られるとのことです。
 また、藤嶋先生は大学院進学にも言及されました。学部生の約半数が大学院に進学していますが、「博士後期課程まで進む学生が少ないのがひとつの課題でした。そこで、今年度から博士後期課程の学生に授業料に相当する奨学金を支給することにしました。これにより、研究力の中心となるドクターの学生を増やしていきたいと思っています」。このほか、大学の国際化や好調な就職状況などにもふれられた藤嶋先生は、「お子さま方は本当に一生懸命に勉強していますので、私たちを信頼して任せてください」と力強い言葉で締めくくられました。

tokyo02学長.jpg

〈東京理科大学の現状〉
◆伝統の実力主義の教育が
 社会から高い評価を受けている

 大学の現状については、吉本成香常務理事が資料を示しながら説明されました。今年6月で創立135年を迎えた東京理科大学の歴史から始まり、学生数、今春に実施された入試の志願者数など現状を報告。教育については、「1年次から2年次に進級するときの関門制度は、決して学生を留年させようとしているわけではなく、ここで基礎的な学力をつけたうえで次に進んでいただきたいからです」と強調されました。
 そもそも、関門は1年次から2年次だけでなく、4年次で卒業研究に入る際にもあり、理科大では伝統にのっとり、真の実力を養うことに重きを置いた教育が展開されています。その結果、企業の人事担当者が「理系人材を採用したい」と思う大学ランキングで、私立大学のトップにランクされています。
 また、過去30年間の卒業生の就職先企業を見ると、上場企業がずらりと並び、「本学の卒業生は社会からも高く評価されています」と吉本理事。最後に、「これからも実力主義を受け継いで、科学と技術の新しい未来に向けて頑張っていきます」と述べられました。

tokyo03現状.jpg

〈進路&学生生活について〉
◆就職活動スケジュールの変化と
 注意すべき点を説明

 東京理科大学の学生は、学部を卒業後、約半数が就職します。大学院に進学した学生も修士課程を修了する2年後にはほとんどが就職します。そこで、企業への就職を中心に進路に関する説明が行われました。
 経団連に加盟している企業の選考開始時期は昨年、8月1日に変更になりましたが、今年は6月1日が解禁日となりました。しかし、大手以外の企業は6月1日以前に内定出しを開始しています。従来は大手から順に内定が出ていましたが、現在は逆に大手の内定時期の方が後になるため就職活動が長期化していることなど、昨今の就職活動のスケジュールを示して説明がありました。

tokyo04全体会-進路&学生生活.jpg

《父母懇談会 分科会》
◆成績について、大学院進学などを
 学部の先生方に個別に相談

 分科会は学部ごとの修学履修懇談会、学生生活懇談会、就職懇談会を個別面談方式で実施。各学部の修学履修懇談会では、受付で渡されたご子女の学業成績通知書をもとに、ご父母は先生方から説明を受け、大学院進学などについて相談されていました。また、就職懇談会では、主に3年次のご父母が職員に就職活動の説明を受けていました。
 一方、1年生のご父母は、教育開発センター長の山本誠先生(教育、入試、自己点検・評価担当副学長、工学部第一部機械工学科 教授)による分科会に参加。山本先生は、入学後の学力追跡調査のデータを示して、入試の成績よりもむしろ1年終了時の成績が卒業時の成績と相関関係が高いことを説明され、より良い大学生活を送るためのポイントを解説してくださいました。

tokyo06分科会.jpg

《懇親会》
◆管弦楽団の弦楽四重奏を
 楽しみながら和やかに歓談

 懇親会は、分科会から参加された各学部の先生方の紹介、浅島誠副学長の乾杯の発声で歓談タイムが始まりました。テーブルには学部名が表示されており、参加者は和やかな雰囲気で先生方とお話しされていました。また、同じ学部のご父母同士、いろいろと情報交換される様子も見られました。
 懇親会の半ばには、Ⅰ部文化会「管弦楽団」が弦楽四重奏を披露。情熱大陸のテーマ、モーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』、最後はジブリ映画のメドレーと、おなじみの曲で参加者を楽しませました。
 懇親会の終盤には、京都に出張されていた本山和夫理事長も会場に駆けつけられました。「いま10年、20年と発展していくための経営の土台をつくっているところで、これからも連綿と歴史を積み上げていくと誓います」と力強く宣言されました。

tokyo09懇親会.jpg