【支部活動報告】埼玉県支部「講演会&懇親会」
◆平成29年度 支部活動報告
【ご報告】 12/2 (土) 埼玉県支部 「講演会&懇親会」を開催しました。
○開催日 平成29年12月2日 (土)
○開催場所 神楽坂キャンパス
○内 容
(1)14:00 ~ 15:50 講演会
工学部 機械工学科 教授 小林 宏 先生
「実用的なロボットシステム開発」
(2)16:00 ~ 17:30 懇親会
○参加人数
正会員・賛助会員 約80名(うち懇親会に約70名参加)
こうよう会本部役員 1名(板垣 幸一 副会長(埼玉県))
大学教職員 1名
○報 告
1)講演会
今回の講演会は、昨今、高齢者の介護や各種作業現場でのマッスルスーツ利用が本格化してきており、いろいろな場面での活躍状況や将来の展望などについて講演と実演を行っていただきました。
最初に先生のこれまでの研究の歩み、その後マッスルスーツの今後についてまで、お話しいただきました。
その中で印象的だったのは、留学時の1996年時に、最近では盛んに話題に上っているAIについて「人間のような知能は、しばらくは無理」と確信され、その状況は今の変わっていないとのことです。その思いもあり、現在のマッスルスーツのような、介護の必要な方々への支援、また労働環境の改善に効果のあるマッスルスーツの開発に至ったとのことで、現在の成功に至るまでの経緯が非常によく理解できました。
またマスコミに出ているロボットが実は商業ベースに乗っていないこと、一方先生は大学の研究の枠を超え会社を作り、展示会も企業に負けないレベルで実施していることなど、研究だけの世界ではなく研究成果をいかに世に広めるかにご苦労されていることも知り、感銘いたしました。
その後、実際にマッスルスーツを体験させていただきました。体験された方々が口々に重量物が簡単に持ち上げられることに歓声をあげていました。
2)懇親会
講演会後の懇親会では、最後まで小林先生もご参加いただいたこともあり、大変盛り上がりました。また、小林先生のご厚意により講演会に引き続きマッスルスーツの体験をさせていただけることになり、ほとんどの参加者が体験することができました。なお、小林先生が一番お疲れになった会だったかもしれません。