会長挨拶(2025年度)

東京理科大学こうよう会 会長 太田 忠宏

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 平素より、こうよう会の活動に格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。このたび定期総会において、会員の皆さまにご承認をいただき、会長に就任いたしました太田忠宏(おおた ただひろ)と申します。初めての就任ではございますが、皆さまからのご支援を力に、こうよう会の更なる発展に尽力してまいりたいと存じます。

 こうよう会は2004年5月29日に発足され、本年で22年目を迎えました。昨年12月7日には、葛飾キャンパスにて創立20周年記念行事を盛大に執り行うことができました。これもひとえに、歴代役員の皆さま方、会員の皆さま方、そして東京理科大学関係者の皆さまの多大なるご尽力の賜物です。この場をお借りし、心より深く感謝申し上げます。次の10年に向けて、こうよう会が引き続き会員の皆さまにとって有意義な組織であり続けられるよう、ご意見やご要望を真摯に受け止めながら、活動の充実に努めてまいります。

 こうよう会は、学生の父母及び大学との密接な連携を図ることにより、学生の充実した学園生活を支援することを目的として活動しています。学修・研究・就職・大学院進学といった多岐にわたるテーマにおいて、有益な情報の提供や大学の教育事業に対する支援を行い、学生の成長と大学の発展を後押ししてまいりました。主な活動として、全国46支部における親睦活動、各地での父母懇談会、本部主催行事の開催、会報『Koyo(浩洋)』の発行、課外活動の助成、懸賞論文の募集、奨学金の給付など、多様な取り組みを行っております。中でも、5月下旬から7月下旬にかけて全国43か所で開催される父母懇談会は、父母同士の情報交換や、教職員との直接対話を通じて、研究・教育・就職に関する生の情報に触れられる貴重な機会です。今年度は、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県の首都圏4支部においては、「父母キャンパスデー」と題し、各キャンパスにてイベント形式での開催といたしました。今後も、保護者の皆さまが大学や学生とのつながりを深めていただけるよう、工夫を凝らしてまいります。

 「こうよう会」という名称は、東京理科大学の校歌にある「浩洋」の一節に由来します。「浩洋」とは、水が限りなく広がっていく様子を表し、転じて学問や志が果てしなく広がっていくさまを意味しています。私たちは、子どもたちが東京理科大学に入学したご縁により、こうよう会に参加し、そこで生まれたつながりが、まさに「浩洋」のごとく、広がり続けていくことを願ってやみません。

 こうよう会の活動に携わることは、単なる後方支援ではなく、親として、また一人の社会人として、学びの機会を得ることにもつながります。子どもたちの未来を支え、大学の発展に寄与するために、共に知恵を出し合い、歩んでいけたらと存じます。

 繰り返しになりますが、こうよう会の活動にぜひご参加・ご参画いただき、皆さまとともに、歩みを一つ一つ紡いでまいりたいと願っております。何卒、ご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げ、会長就任のご挨拶とさせていただきます。

 1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。