【支部活動報告】鳥取県・島根県支部「講演会及び就職・進学説明会」

◆平成27年度 支部活動報告
【ご報告】 3/20 (日) 鳥取県・島根県支部「講演会及び就職・進学説明会」を開催しました。

○開催日 平成28年3月20日(日)
○開催場所 米子全日空ホテル (鳥取県米子市)
○参加人数
  正会員・賛助会員 9名(8世帯)
  大学教職員 2名

○内 容
 講演会
  東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科 教授 木村 真一 先生
   「本物から学ぶこと、出会いから学ぶこと
     ~ 学生と共に本物の宇宙機器で宇宙を目指す ~」
 就職・進学説明会
   東京理科大学 学生支援課(神楽坂) 課長 茅壁 猛幸 様
 懇親会

○報 告
Ⅰ.講演会
 今回の支部行事での講演は、東京理科大学 理工学部 電気電子情報工学科教授
木村 真一先生に『本物から学ぶこと、出会いから学ぶこと~学生と共に本物の
宇宙機器で宇宙を目指す~』の演題でご講演いただきました。
 木村先生は、東京大学 薬学部 製薬化学科 卒業後、独立行政法人情報通信研究機構
(旧 郵政省通信総合研究所)主任研究員として宇宙ロボット工学、自律制御工学、
宇宙システム、小型衛星に関する研究に従事。その後、本学理工学部教授としてご活躍
されています。研究分野として、機械学・機械システム (宇宙ロボット、自律分散制御、
モジュール形ロボット)航空宇宙工学(自律制御、宇宙システム、軌道制御)について
日々学生と共に研究に励んでおられるところです。

 当日の講演は、ユーモアやクイズを交えながら楽しいお話をお聞きできました。
 増え続けている宇宙ゴミ(使用を終えた衛星や、打ち上げ時や衛星から放出される
破片など)の問題について、秒速数㎞の速度で飛んでいる宇宙ゴミが数万とも数十万とも言われ、
その数についてはっきりしたことがわかっていない現実がある事を知りました。
 昨今話題になる事も多い衛星の落下も今後、増加する可能性があるとの事でした。この様な現実を踏まえ、
宇宙ゴミ除去実証ミッションがスタートし、宇宙ゴミの除去を主な目的とする会社が誕生したとのことでした。

 宇宙ゴミ回収をする為には、回収する衛星が、自分の目で宇宙ゴミを発見し自立的に
接近する事が重要となります。木村研究室では宇宙の目と頭をデジカメと携帯電話の
最新鋭の部品を宇宙空間で使えるかどうかの評価をして小さく高性能なカメラや計算機を
安価に開発する方法を考えだしたとの事でした。

  ☆講演の中で木村先生より出されたクイズの1つです。
  Q:地球の上空を飛んでいる宇宙ステーションの問題ですが、
   仮に地球を直径約30㎝とすると約何㎝のところを飛んでいるのでしょうか?
   ・・・・・・・・みなさん考えてみてください。正解は文末にて。

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Ⅱ.就職・進学説明会
 就職・進学説明会では学生支援課(神楽坂)課長 茅壁 猛幸様に理科大の近況と、
就職・進学状況等について説明をいただききました。
 就職・進学活動のプロセスや活動計画など資料に基づき、解りやすく説明いただきました。
 本学卒業生の就職状況、民間企業や公務員(教員)への就職の状況についてデータに基づき、
説明いただきました。進学については、本学大学院への進学者及び他の大学院
への進学者の状況を説明いただきました。本学学生支援課キャリアセンター、就職支援室の
積極的な活用や、公務員試験対策への大学の取組など熱く、そして力強く説明をいただき、
参加者全員が子女の今後の進路を考える上でとても参考になりました。

Ⅲ.懇親会
 懇親会は、講演をいただいた木村先生、茅壁様にも参加いただいて講演会で聞け
なかったことなどお聞きしたりして、会話も弾み盛り上がりました。
 今回の支部行事は、日頃お会い出来ない鳥取県・島根県支部の会員間の懇親の
機会として、終始和やかな懇親会となりました。会員ご子女の話題など時間が足りない
ほどに盛り上がり、楽しい懇親会となりました。

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 ☆クイズのアンサーです。約1㎝だそうです。