【支部活動報告】和歌山県支部『にっぽんのおいしい海苔に会いましょう』 紀州加太(かだ)探訪 親睦会

◆2024年度 支部活動報告
【ご報告】10/4(金) 和歌山県支部「『にっぽんのおいしい海苔に会いましょう』 紀州加太(かだ)探訪 親睦会」を開催しました。

〇開催日   2024年10月4日(金) 
〇参加人数  正会員・現支部役員の賛助会員 ご父母6名(6世帯)

 昨年度は有田地方で美味しいミカンの加工工場を見学させていただきましたが、和歌山県支部の2024年度の支部行事は「『にっぽんのおいしい海苔に会いましょう』 紀州加太(かだ)探訪 親睦会」です。和歌山は豊かな自然に恵まれており、美味しいものがたくさんあります。でも普段は生産の現場まで拝見することはなかなか出来ませんから、こうよう会の支部行事という千載一遇のチャンスに、私たちは地元の食文化について学びを深めております。決して食いしん坊というわけではありません・・・。
 104日はあいにくの雨模様でしたが、予定していた行程すべてを味わい尽くすことができました。まずは加太を目指して、南海和歌山市駅から、加太を代表する海の幸「鯛」を模した「めでたい電車」に乗車。車窓からは海でサーフィンを楽しむ方々を眺められ、否応なしに期待が高まってきます。到着した加太駅から、「休暇村 紀州加太」に無料送迎バスで向かいます。昼食前に休暇村から深山(みやま)砲台跡へ。小雨のため、落ち葉で足を滑らさないように注意深くレンガ道をゆけば、なんとそこはタイムスリップしたかのような光景でした。森の中のレンガ造りの弾薬庫で、戦争時の軍人さんたちの思いに想像を巡らせながらも、幻想的な異空間に息を呑む、不思議な体験をしました・・・。

リサイズ めでたい電車の前で.jpg リサイズ めでたい電車車内.jpg リサイズ 砲台跡見学.jpg

昼食は休暇村紀州加太のレストランで海の幸に舌鼓をうち、東京理科大学で学ぶ子供たちのあれやこれやの話題に花を咲かせてお腹も心も大満足。そこから加太在住の賛助会員ご家族のお世話で淡島神社参拝・防波堤に描かれた72mの壁画アートに驚嘆・古い町並み散策・築70年の倉庫をリノベしたお洒落なかき氷屋さんで小休止。

リサイズ 昼食.jpg リサイズ 淡島神社参拝.jpg

そしてクライマックスは加太に残る3軒の海苔屋さんのうちの1つ、老舗の磯賀屋(いそかや)さんで海苔の学習、工場見学とお買い物です。こちらは賛助会員のご家族の経営で、私たちに快くお時間を割いてくださいました。本当に有り難うございます。工場は香ばしい海苔の薫りで満たされて、白い炊きたてのご飯が恋しくてたまりませんでした。関西では味付け海苔が特に好まれますので、磯賀屋さんでもオリジナルの風味付けがされています。その秘伝の味が生まれた背景のエピソードを興味深くお伺いしました。地球温暖化により、高品質の日本の海苔を採取できる海が少なくなっているそうです。将来にわたって私たちが美味しい海苔を味わい続けられるように、なにかできることはないかしら。家族へのお土産の海苔を両手いっぱいに抱えて帰る道すがら、充実の一日を思い返していました。

リサイズ 磯賀屋さん.jpg リサイズ 防波堤壁画アート.jpg

≪会員へのメッセージ≫
 身近でありながら詳しく知らなかった加太の歴史文化と自然について、五感を通じて学ぶことが出来ました。会員同士の交流もとても楽しく、有意義で、参加して良かったと皆様がおっしゃっていました。来年の支部行事も、多くの方にご参加いただけると嬉しいです。

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