【支部活動報告】千葉県支部&埼玉県支部共催「講演会」《千葉県支部、埼玉県支部》
◆平成23年度 支部活動報告
【ご報告】10/8(土)千葉県支部&埼玉県支部共催「講演会」を開催しました。
平成23年10月8日(土)、神楽坂キャンパス3号館323教室において、千葉県支部及び埼玉県支部共催で、眼科医の服部匡志先生をお迎えし、講演会「人間は人を助けるようにできている」を開催しました。
当日は、3連休の初日にもかかわらず父母や学生など80名余りの参加がありました。
服部先生は、高校2年生の時、お父様を胃がんで亡くされたことを契機に医師になることを志され、京都府立医科大学に入学、そこで同大学眼科の木下教授と出会い、「眼科も外科のうち。網膜をやらないか。」と勧められ、そのお人柄にも魅了され、外科医志望から眼科医になられたそうです。
先生は、浜松市の病院で勤務医をされている時、眼科学会で偶然出会ったベトナム人医師から、「ベトナムには多数の網膜症患者がおり助けてほしい。」と懇願され、ご自分の可能性をさらに追求したいとの思いもあり、奥様に3か月で帰国すると言って、ベトナムのハノイにある国立眼科病院に単身で赴任されました。以来、先生は、ベトナムと日本を行き来し、開業医でも勤務医でもなく、日本各地の病院で手術を請け負って資金を工面し、ベトナムで貧しい人たちに無償で手術を続け、まさに「ベトナムの赤ひげ先生」として活動されています。
服部先生が「患者さんは自分の家族」と「シェアド ハッピー」をモットーにベトナムの貧しい人々に無償で医療活動を行い、さらにベトナム人医師に最新の眼科手術の技術を伝えようと孤軍奮闘されているお姿に、参加された方々は大変感銘を受けられました。
講演会終了後、場所を8号館2階の学生食堂に移し、服部先生を囲んで懇親会が行われ、最近の活動状況やご家族(奥様)のサポートなどについて参加者から先生に熱心なご質問がなされ、盛況のうちに懇親会が終了しました。
最後に、服部先生の活動にご興味のある方は、ネットにてNPO法人「アジア失明予防の会」にアクセス願います。
NPO法人「アジア失明予防の会」
http://www.asia-assist.or.jp/
講演中の服部先生 |
講演会の様子 |