【支部活動報告】秋田県支部「講演会」《秋田県支部》

◆平成23年度 支部活動報告
【ご報告】11/26(土)秋田県支部「講演会」を開催しました。

 お二人の先生からご講演を頂きました。

1 講演会①
 ○講 師:東京理科大学専門職大学院イノベーション研究科 馬場 錬成 客員教授
 ○演 題:物理学校の歴史と激変する現代社会
 馬場錬成先生は東京理科大学理学部のご卒業後に読売新聞社論説委員を務められた方で、現在は東京理科大学専門職大学院客員教授の職に就いておられます。東京理科大学の歴史に付いてのお話で、物理学校創設者の一人、谷田部梅吉先生は安政4年(1857年)秋田県大館市生まれとの事で、東京理科大学が更に身近な存在に感じられました。


2 講演会②
 ○講 師:工学部第二部 電気工学科 西川 英一 教授
 ○演 題:大学院進学と就職について 〜研究室の学生の体験を中心に〜
 西川英一先生は工学部電気工学科の教授の職に就いておられ、ご専門が応用表面工学です。今回は就職委員としてのお立場から大学院進学ならびに就職の実態に付いて今迄とは異なった切り口から、また現代の学生気質まで広範囲に渡ってお話頂きました。担当教授が就職にコミットする重要性に付いての馬場先生からのご提言にも目から鱗の思いでした。


《支部から会員へのメッセージ》
 今年は震災、経済危機等の厳しい状況下にあったにも拘らず、多くの皆様に参加頂きました。講演の中で登場したのが本県出身の谷田部梅吉先生で、江戸時代に全国から選りすぐられた秀才の一人でした。地方出身者は言葉が通じなくて筆談でコミュニケーションを取りながらフランス語等の外国語もマスターしていったとのこと。就職についての講演では、企業側から学生に対して、わざと意地悪な、もしくは威圧的な質問や反論をし、これに対する応答・対応を見てみようと場面もあるとのことです。学業成績が全てでは無く、アグレッシブな就活で逆転可能との情報もあり、非常に意を強くしました。
 ご多忙の中、講演頂いた先生方、参加頂いた会員の皆様にはお礼申し上げます。