【支部活動報告】宮城県支部「講演会」《宮城県支部》
◆平成23年度 支部活動報告
【ご報告】12/17日(土)宮城県支部「講演会」を開催しました。
○講 師:工学部第一部 工業化学科 庄野 厚 准教授
○演 題:「もの」を作る方法を考える
宮城県出身の東京理科大学の先生を交えての講演会を実施しました。研究分野から工業化学関わりで「もの」作りについて、パソコンソフト「パワーポイント」を使いながら分かりやすく説明を受けました。流体力学の話や空気中の窒素を回収し、アンモニア成分の肥料の原料する技術の話など将来「もの」を作る上での可能性があることに感銘を受けました。保護者が学生気分になれたことや学生が如何に大学で難しいことを勉強しているのかを肌で感じました。
《質疑応答》
Q.先生の研究を生かす方法は?
A.医薬品の精製の簡単化、微粒子の合成(バター・ドッレッシング・乳液)。しかし、企業にニーズがあるかどうかは別問題で、企業からは付加価値が求められる。
Q.先生が長い間研究(勉強面も)を続けられた意欲の源は?
A.「なぜこうなるのか」「実験から新しいことが分かる」ことなど興味のあることを続けてきた。この結果が今であり、今からも頑張っていきたい。
Q.ズバリ、先生の学生時代と今の理科大生のちがいは?
A.理科大生はまじめであり、素直の学生が多い。競争をする大学が近くにあることから刺激になり、よく勉強する学生が多いと思う。
支部会員の10%ほどの出席者数でありましたが、出席者同士有意義な時間を過ごすことができました。終了後は、懇親会を計画していました。開会まで時間がありましたので、仙台の街並みを散策し喫茶店で学生時代の思い出話に花を咲かせました。懇親会ではリラックスな雰囲気で、初めての会う方々でしたが、昔からの仲間のように昔の思い出話や昔仙台駅の様子など話題が尽きずに終えることができました。こうよう会会長初め、こうよう会事務局皆様、そして、役員の皆様にご協力をいただきありがとうございました。
《出席した会員の感想》
・1学年の保護者です。理数系のことは難しくあまり理解できずにおりましたが、子どもがこれから理科大で学ぶにあたりどのようなことを学んでいるのか、すこしだけ分かりました。ありがとうございました。
・実際にどういう研究をやられているのかお聞きすることができておもしろかったです。私も理科大卒業生ですが、学部・学科が違えば内容も全く違いました。これからもまた講演会を聞いてみたいですね。
・今日の講演会ありがとうございました。理科大との接点を持ち、親の方も常に意識を胸に持っていきたいと思っております。