【支部活動報告】愛知県支部「就職・進学説明会と理科大OBを囲んでの懇談会」

◆平成29年度 支部活動報告
【ご報告】 1/21(日) 愛知県支部「就職・進学説明会と理科大OBのトヨタグループ経営幹部・管理職・若手リクルーターを迎えての懇談会」を開催しました。

○開催日時 平成30年1月21日 (日) 14:00 ~
○開催場所 ウィンクあいち (愛知県 名古屋市)
○内 容
(1)14:00 ~ 第1部 理科大生の進学と就職説明会
   学生支援部 学生支援課(野田) 課長 久保 聡 様
(2)15:00 ~ 第2部 理科大OBによるパネルディスカッション
   トヨタ車体株式会社 取締役 専務役員 八重口 敏行 様
    (1979年 工学部第一部 経営工学科卒)
   株式会社 トヨタ車体研究所 常務役員 上別府 徹 様
    (1987年 理工学部 機械工学科卒)
   トヨタ車体株式会社 生産管理部 望月 基 様
    (1995年 工学部第一部 機械工学科卒)
   トヨタ車体株式会社 内装設計部 岡部 翔平 様
    (2012年 基礎工学部 電子応用工学科卒)
○参加人数
 正会員・賛助会員 70名(53世帯)
 大学教職員 1名
 理窓会会員 5名
○報 告
 愛知県では、本部行事や地区行事は毎年開催しているものの、支部単独行事は設立初年度に1回だけ開催したのみで、10年以上開催していませんでした。支部役員から「理窓会OBと進学・就職について、直接いろいろと語り合えるような交流会はできないか」という提案があり、支部役員間で開催に向けて前期より計画を進めてまいりました。過去、理科大学卒業生を迎えての講演会や若手の卒業生の体験談を聞く機会はあったものの、今まで実施したことのないような交流会企画を模索していた時に、支部役員より企業内OB会へ協力依頼をすればどうかという提案がありました。その支部役員の紹介で、トヨタグループの中でもトヨタ自動車に次いで歴史のあるトヨタ車体㈱の理科大学OBの皆様を講師としてお招きし、こうよう会会員の皆様との交流会を開催する運びとなりました。
 愛知県支部では他にも1泊2日の大学見学会や理科大学よさこいソーラン部の応援等、盛りだくさんの行事をしています。拠出できる限られた予算の中で、できるだけ多くの会員に参加していただくため、低価格な会場を半年前に押えたり、懇談会での飲料の提供や行事後の懇親会を取り止めたりして、予算ギリギリの状況ながらも内容濃い行事の計画・準備を進めました。同時にトヨタ車体㈱様との事前打合せを重ねて、理科大学卒業生である、八重口専務、望月グループ長、岡部様、トヨタ車体研究所より上別府常務執行役員の4名をお迎えすることができたのは望外の喜びでした。
 愛知県支部には520名のこうよう会員が所属し、そのうち、今回の講師の皆様の出身学部である工学部と理工学部が約60%を占めます。よって、会員の大多数を占める両学部をメインの対象とすることで、ある程度の参加者数を望めると予想し、過去の本部・東海地区行事の愛知県参加者の数と会場収容人数を考慮した上で、参加者70名を募集させていただきました。結果、80名(59世帯)と予想以上の応募があり、当日の参加者数は来賓・講師様を合わせて76名とほぼ満席の状況でした。

 まず、田中支部長より支部の概要と今年度の行事報告があり、続いて、来賓の理窓会愛知支部長の二村様よりご挨拶をいただき、第一部として東京理科大学学生支援部 学生支援課(野田)課長 久保聡様にご講演いただきました。愛知県出身者の就職状況や大学院への進学のための準備等、大変詳しく且つ分かりやすくデータに基づき説明いただき、行事後の会員アンケートでは「(就職・進学について)総合的に知ることができて有益だった」「進路について迷いがあったので大変参考になった」等、お褒めの言葉をいただきました。
 第2部の懇談会では、久保課長に進行役をお願いし、トヨタ車体様4名を交えて懇談会を開催しました。県内有数の大手企業であるトヨタ車体㈱様の経営幹部、管理職、リクルーターが、それぞれの就職活動や企業内での実体験を率直に話していただきました。特に、経営幹部ならではの採用面接時の具体的な評価判断基準や自動車産業への就職についての現状等、適確なアドバイスを会員にしていただけました。また、若手OBからはリクルーターとしての採用活動を具体的に説明していただき、大学から出席していただいた久保課長も熱心に質問をされていたのが印象的でした。
 今回の懇談会の特徴は、質疑応答に時間をとらせていただいたことです。第2部の1時間30分のうち、1時間近くにわたり我々会員と講師の皆様間で進学・就職全般について活発な質疑応答をさせていただきました。
行事後のアンケートでは「院卒採用と学部卒採用の処遇差について、企業によって実情が異なることが良くわかりました」「理学部から(自動車メーカーへ)採用実績があることや自動車産業でも建築学科出身者の需要があることなど、(自動車関連会社の多い)愛知県での就職に期待が持てるようになりました」「OBの方の本音を交えたお話は大変興味深く参考になりました」等の感想をいただきました。
 主催・企画者としての感想としては、「(参加者が)理科大生の父母だから」ということで、実情をあますことなく熱心に伝えてくださるOB講師の姿勢に感動いたしました。将来、自分達の子供がこのように自身の社会人としての成長を伝える側になれることを願っています。
 来年は工学部・理工学部だけでなく、理学部・基礎工学部・経営学部・薬学部卒のOBにも参加していただけるような行事にしたいと宣言し、満場の拍手をいただき盛大のうちに閉会いたしました。
出席した皆様からは「来年も開催して欲しい」「必ず参加したい」等のお声をいただきましたが、こうよう会会員の皆様には是非とも、講師になっていただける理科大学OBの方を紹介していただきたくお願い申し上げます。ご自身の体験を率直に語っていただければ結構ですので、お気軽にお問合せ願います。
 最後に、この度の支部行事に際し、講師として来名していただきました皆様の多大なるご支援とご協力を賜りましたこと、併せてお礼申し上げます。

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≪会員の皆様へのメッセージ≫
 愛知県支部では、今回の懇談会が大変好評でしたので、次年度はより多くの卒業生の方に講師となっていただき、より大きな会場での行事開催を計画・準備しています。理窓会愛知支部にもお声をかけさせていただいておりますが、こうよう会会員の皆様にも、愛知県近隣の企業に就職された方で、ご自身の就職活動・就職後のご体験をこうよう会会員と懇談していただける東京理科大学卒業生のご紹介をお願い申し上げます。詳しくは、お知り合いの支部役員までご一報くださいますようお願いいたします。