【支部活動報告】村上康文先生講演会 《岩手県支部》

◆村上康文先生(基礎工学部生物工学科教授)による講演会は大盛況でした

 平成20年度の企画行事として、東京理科大学の村上先生による講演会を盛岡において1月24日(土)に開催して、たいへん盛況でした。
参加者は約40名で昨年の2倍、ご父母の皆様だけでなくこうよう会船木会長、校友・父母支援事業部小林部長、理窓会岩手県支部のみなさん、岩手県出身の村上先生の高校時代の恩師、公立学校や予備校の先生、さらには現役高校性など多彩な顔ぶれでした。

 当日の演題は「ヒトゲノム解析は何をもたらすか、21世紀の生物学・医学の革命を展望する」と少し学問的で取っ付き難いと思いきや、村上先生のわかりやすい口調と大きな画面に映し出される具体的な内容に、参加者も興味深く聞き入り熱心にメモを取る方もおられ、あっという間に時間が過ぎました。

講演後の質問も「老化は食い止められるの?」、「学校でどのように教えればいいの?」、「自分の遺伝情報は見られるの?」、「民族による感染症の違いが遺伝情報にあるの?」など多岐に亘る内容が飛び交いました。

 また講演会終了後に高校生が村上先生に駆け寄り質問するなど、関心の高さがうかがわれました。懇親会ではご父母の皆様をはじめ村上先生、こうよう会船木会長、小林部長、理窓会石川岩手県支部長などのご参加も得て、岩手の地酒で盛り上がり、たいへん楽しいひとときを過ごしました。

講演会と懇親会の様子

 さて、このように岩手県支部では企画行事として毎年 講演会を1月頃に開催してご父母の皆様と交流を深めていますが参加者が少なく、役員会でも対策の必要性を痛感していました。このため、まずはより多くの参加者を募るための方法を検討して、地方紙1社と広報紙2社への広告掲載(いずれも役員の尽力により無料)および岩手医科大学へも掲示させて頂き、広く呼びかける試みを行いました。この結果上記のように参加者の増加に繋がり、副次的効果として地方ではまだ知名度が低い東京理科大学を少しでも知って頂けたのではないかと考えています。

このような取り組みは継続性が必要であり、来年以降もいろいろな手法を取り入れて外部の方だけでなくご父母の皆様の参加率を上げたいと考えています。 最後に今回の講演会の成功は校友・父母支援室のバックアップのおかげであり、御礼を申し上げます。