【支部活動報告】徳島県支部「阿波人形浄瑠璃の鑑賞と父母懇親会」
◆2025年度 支部活動報告
【ご報告】10/19(日)徳島県支部行事「阿波人形浄瑠璃の鑑賞と父母懇親会」を開催しました。
〇開催日 2025年10月19日(日)
〇参加人数 正会員・現支部役員の賛助会員5名(5世帯)
国の重要無形民俗文化財に指定されている「阿波人形浄瑠璃」の鑑賞と会員様相互の親交を目的として、徳島市内の観光施設「県立阿波十郎兵衛屋敷」で「阿波人形浄瑠璃鑑賞と父母懇親会」を開催しました。
人形浄瑠璃は、文楽より一回り頭が大きい人形を用い、物語を語る「太夫」と「三味線」、3人の「人形遣い」が一体となって演じる芸能です。人形の頭を徳島では木偶(でこ)と呼んでいます。江戸時代初期に人形浄瑠璃が盛んだった淡路島が徳島藩の領土になって以降、徳島でも多く演じられるようになり、全国にも伝わりました。徳島には今も多くの人形座や人形をつくる人形師が活躍しています。阿波人形浄瑠璃は徳島の風土や歴史を背景として長年育まれてきた阿波の文化そのものです。
阿波十郎兵衛屋敷では毎日、人形芝居が上演されており、この日は徳島で最も多く演じられている「傾城阿波鳴門 順礼歌の段」を観賞しました。「ととさんの名は十郎兵衛、かかさんはお弓と申します」というせりふが有名で、親子の情愛と悲哀が描かれた物語です。会員の皆さんは魂が宿ったかのような娘のお鶴と母のお弓の動きから一時も目を離さず、熱心に鑑賞していました。公演終了後には演じ手の「平成座」の皆さんと記念撮影することもでき、すてきな思い出になりました。



この後、阿波の木偶や人形の衣装が飾られている展示室を見学し、ボランティアの方から人形浄瑠璃の歴史や木偶の作り方などについて話を聞きました。芝居を含めてわずか1時間余りの滞在でしたが、徳島に息づく伝統文化に触れ、郷土の魅力を再認識することができました。

≪会員へのメッセージ≫
徳島県支部では、さまざまなイベントを通じて親睦を深めています。子どもたちの学業や進学・就職などについて気軽に情報交換できる場でもあります。ぜひ支部の活動にご参加いただき、ご子女の学生生活の充実とご父母の心の支えにしていただけましたら幸いです。
